私のファンになってください!

漫画とポップカルチャーが大好きな中学14年生です。2010年のインターネットから帰ってこれません。

池袋でBuster Bros!!!に遭遇した話

年の瀬、クリスマス、12月25日

池袋でBuster Bros!!!に遭遇した。

声優ご本人である。

 

 

ヒプノシスマイクの新譜が発売した

2019年12月25日、この日は大好きな声優ラップコンテンツヒプノシスマイク”の新譜発売日だった。

open.spotify.com

 

池袋を拠点とするディビジョン、Buster Bros!!!の2ndシングル。

Spotifyでの配信も決定していたので、CDのフラゲをする訳でもなく

たまたま当日バイトで池袋にいたので聖地巡礼をした。

 

大阪を拠点とするチームは通天閣や道頓堀、名古屋は大須でコラボを行っていて、バンドマン設定のキャラのフライヤーが実際のライブハウスに設置されたりした。

夕方17:00、発売記念に開催された池袋スタンプラリーに足を運ぶ。

hypnosismic.com

 

このスタンプラリーはスマホ上で行えるもので、ログイン後電子スタンプをスマホに押すことで完了する。

なんちゅ~未来なスタンプラリーじゃ…。

設置店はこんな感じ。

スタンプ設置店舗:

Q1.HMVエソラ池袋店

Q2.TOWER RECORDS池袋店

Q3.ゲーマーズ池袋店

Q4.とらのあな 池袋店B

Q5.新星堂サンシャインシティアルタ店

Q6.アニメイト池袋本店

 1から順番に巡ることにし、まずHMVへ。池袋にHMVなんてあったんだねぇ…。

埼玉県民にとって池袋は庭なので大体の位置がわかり、『5だけ遠いな…』なんて思いつつも記念にスタンプラリー開始。

都度遊びながらも18:30頃には最終ポイントのアニメイトに。

勿論一人です。

 

途中、サンシャイン通りで大きくポスター掲示されているのを確認。

死ぬほど興奮したし、泣いた。

ヒプノシスマイクは実在したし、当たり前にスルーされる程に池袋の街に“当たり前”として溶け込んでいる。』

ぶつぶつ呟きながらイケブクロを歩く…。

近くで同じように撮影されていたオネーサンに写真撮ってもらった。

あ~~~~~~~~~~オタクでよかった!!!!!!!!

オタクって、最高!!!!!!!

 

ニコ生がはじまる

アニメイトでスタンプラリーコンプリート記念ステッカーを貰う。

時刻18:45である。

 

池袋のアニメイトをご存じだろうか。

かつて“乙女ロード”と呼ばれたサンシャイン前の店舗から移転し、本店はサンシャイン通りの路地になっている。

一時期話題となったアニメグッズのフリマが勝手に巻き起こる“中池袋公園”の目の前。

同じ世代のいにしえのヲタク達は移転に驚いたよな。(←

 

池袋は再開発チックな状態になっており、バカスカとおしゃれな高層ビルが建ちまくっている。

最近ではシネマサンシャインが閉館し、“グランドシネマサンシャイン”として超綺麗になって再建した。

プリキュアの新シリーズ感のある改名だったがびみょうすぎる映画館である。あんまり利用したいと思わないが一人ならまあいいかな、というクオリティ。

さすがは埼玉の植民地・池袋である。

怒られそうな記事になっちゃったよ。

 

で、そんなゴール・D・ロジャーもびっくりな再開発ラッシュ池袋cityの新ランドマーク“Hareza池袋”

一体誰がそんなこと言ったんだって感じだけど、ここにドワンゴのスタジオ“ハレスタ”が入っている。

 

アニメイトからたまたま通りかかると1Fの大画面ビジョンにヒプマイ

12/25はニコニコ生放送の日で、ヒプマイの声優達が19:00から出演予定だった。

暇もあったので近くに寄ると、ガラスの壁向こうに大量の人が。

外には数人のスタッフ。

CNET Japan ここのサイトにある完成予定図を見てイメージを膨らませてほしい。

みんな外向きに、階段に座っている。その先には謎の簡易セットカメラ。

 

これ…本人来るんじゃ…。

 

時刻18:55。

目の前の公園には人がいるものの、誰も騒いでいない。

いや、これ来るのか…?

だったらこれ、何会…?

 

とりあえずビルから10mくらい離れたところで待機。

周りに迷惑を掛けないヲタクの鏡である。

 

そして19:00

ニコニコ生放送が開始!

街頭ビジョンから音声が流れだす。

中の人たちのテンションがバグる。

 

これ、来るやつじゃん。

 

正面のエスカレーターから木村昴が降りてきた。

噴き出す汗…。私が…私がヒプマイにハマったきっかけの…私が好きになったきっかけの木村昴大先生が…!

石谷春貴…天﨑滉平……みんな降りてきた…。

Buster Bros!!!が降りてきた。

 

隣にいた名も知らぬヲタクの女性と顔を見合わせる。

『ねぇこれヤバすぎません!?!?!?』

『嘘じゃないですよね!?』

『えっ…知ってました!?知ってました!?!?!?知らなかった!』

『鳥肌がヤバい』

無課金でこれってヤバすぎてバチ当たりそう』

全てのスマブラ族並みの鳥肌注意だった。

dic.nicovideo.jp

 

3人はかなり非常に異常なレベルにめっちゃヤバいくらいにファンサが神だった

外にいる我々に手を振ったり、『寒くない?』と声をかけてくれたり。

ありがてぇ~~~~~~~~~あったけぇよ!!!!!!!

 

外のビジョンは音の遅延があって、聞こえる音の前に中で大爆笑が起きたりしていた。

背中側が外だったので、わざわざ体を曲げて手を振ってくれたり、それはそれはもうメットライフドームの座席とか一生満足できなさそうなくらいで、有難いことにブルジョワなファンとなってしまった。

 

開始直後は10人いなかったくらいの状態だった観客も、途中30人くらいに。

スクリーンに映る自分がうけた。

 

訓練されたヲタク達は道路からはみ出ることなく閲覧。

スタッフに言われた訳でもないのに最後まで謎に10m離れたところが最前ラインとなっていて、最初からいた屈強なヲタク女たちが最前死守マンと化していた。

ちなみにこれは最後まで死守された。

ええ、私も最前にいました。(ニヤ…

 

寒すぎ

途中から異様に寒くなって、どんどん手足の感覚が無くなってきた。

隣同士になったヲタク女たちと『寒いですね』『大丈夫』『がんばろう』と声かけをし合った。

ヲタクって陰キャで社交的じゃないとか言われがちだけど、利害が合致した同じものを応援するヲタクは自己紹介も無しに一気に心の中に入ってくる。

めちゃくちゃ懐かしい感覚だった。

 

サイファーコーナーが始まりラップライブが行われた時、外のヲタク達は一周遅れの音と中の動きに合わせ、どうにかしてジャンプしていた。

 

音と映像が合った状態で見られる家ヲタクが羨ましい。

暖かいところでココアを飲みながら見られる家ヲタクが羨ましい。

 

しかし目の前には本人。音が一周遅れでも本人。

無課金でこれってヤバすぎる』

呪文のように唱えた。

 

20時になった頃、本気で気が狂いそうになるくらいの寒さとなった。

1秒ごとにもう死ぬと思った。

“確実に風邪引いたけど本人を目の前でこの距離で見られたからプラマイゼロ寧ろプラス”

こだまする思考。

 

1時間で放送終了だと思っていた我々にとってニコ生の延長は嬉しくもあり最悪でもあった。

右隣の人から『鼻水出ちゃいましたw』『けど、この距離(10m)なら見えないんでよかったですw』と言われ、『私もw』『私もですwww』『頑張りましょうw』って言った。

自己紹介も無しに、出会って1時間の関係で鼻水をカミングアウトする世界があるだろうか。

ヲタクは、一致団結は、心のつながりは、世界平和でしかなかった。ピース。

しかしそこに追い打ちをかける状況が起きたのだった。

 

キン肉マンのニコ生になった

ヒプマイのニコ生をスクリーンで見られる時間が19-20時の1時間だった為、20時からは別番組が始まった。

外にいたスタッフが『20時で放送が終わるので、スマホで見てください!』と声をかけてくる。変な光景だった。

 

ヒプマイトークで笑っていると、いきなり爆音でBGMが流れ始める。

『リング~に~♪稲妻は~しり~♪』

キン肉マンGo Fight!が流れる中、列を崩さずに見守るヲタク達。

我々はいつの間にかキン肉マンの屈強なヲタクにすり替えられていた。

12/25、みんなでキン肉マンのニコ生を閲覧したことを忘れない。

 

そして時が動き出す…

トークも終盤に近付き、20:20分頃にニコ生が終了。

頭上で爆音で流れるキン肉マンのニコ生

寒さで凍ったヲタク女たち。

最前死守する私たち。

和気あいあいと観客席と集合写真を撮る出演者。

最後バイバイしたいね~なんて話して待っていたものの、限界だった。

キン肉マンのニコ生を見ながら極寒の池袋でお見送りをする屈強なヲタクは20人いないくらいだった。

ヲタクは厳選された。

 

そこに神が、おことばをかけられた。

なんと外の冷凍ヲタクたちとも集合写真を撮ってくださるとのことだった…。

風呂が沸いた。

そこは、池袋温泉だった。

 

10m謎に死守してよかった。

寒い。

顔面ぐちゃぐちゃだから来ないでくれ。

来てくれ。

どんなポーズだ。

どこまで来てくださるのか。

 

色んな気持ちが巡る中、隣のヲタクちゃんも焦り始めた。

『いや~w鼻水拭かないとですねwwwwwwww』

興奮状態の彼女に言葉は届かなかった…。

 

射程距離2mでは?

外に声優3人が出て来た。

『えっ!?寒くない!?』

天﨑滉平さんの問いかけに『寒いです!寒いです!』と返すヲタク。

こういう時って普通、『CDよろしくね!』とか『ありがとう!』だと思ってたんだけど、ガチの『寒くない!?』だったのでリアリティが半端なかった。冷凍されるまで外で見守ったヲタクのガチな愛が伝わった瞬間だった。

 

寒さと疲労と興奮でほとんど記憶がない。

気が狂ったように『寒いです!ありがとうございます!』しか言ってなった。

全員かっこよかった。

やっぱり芸能人なんだな、とか

この距離で会話できるとか確実に一生ないな、とか

もう全ての運を使い切ったな、とか…。

でも何よりも、この場にいない他のファンの品格を落とすような行動は絶対にしないぞ。という気持ちが強くてずっとその場で最前死守していた。

言葉が出なかったのもあると思うけど、みんなキャラクターの名前叫んだりとかしなかったな。マナーと異常事態と…なんか全員が学級委員長の防災訓練みたいだった

最後に集合写真を撮影してもらい、終了。

 

ただヤバいファン?いや明らか適当に来たヤツだったけど、オバサン2人がいきなり最前に突っ込んできて、石谷春貴さんに後ろから抱き着こうとしたんだよね。

で、意味不明すぎたのと危険すぎるのがあって周りのヲタクが『何してんだよ!!!』ってなって、オバサン尻もちついてスタッフが引き剥がししてた。

顔つきヤバかったし、終始騒いでて薬でもやってんの?って感じだった。

羨ましいとかじゃなくて理解できなすぎてマジで全員ガチギレかドン引いてた。

集合写真の時はそれくらい近かったんだけど、これ以外に書くことが一切ないレベルで全員がマナー守って緊張感のある1時間半だった。危険なことなんてしないだろ、っていう演者とヲタクとの信頼みたいなのを感じた。

だからこそオバサン2人が一気に崩しにかかってきてマジで腹立たしかった。

 

捌ける前に木村昴さんの『メリークリスマス!』で文字通り死んだ。

ありがとうございます。一生忘れません。

マジさんきゅです。

本当に運がよかったし、たまたまだったし、もうこれから先同じことはないと思う。

超ありがたかったし、これからもヒプマイ追っていきます。好きでよかった。ヲタクでよかったと思える1日でした。

 

ヒプマイ、実在したな~。