ドクタースリープを観た
先日、映画館でドクタースリープを観た。
超有名ホラー映画“シャイニング”の続編に当たる映画である。
HP開いたら双子出てきて『こわっ』って言った。
ちょっと長いので感想を読みたい方は↓から見てください。ネタバレあります。
私はホラーが大の苦手である。
高校生の頃に手を出した“バイオハザード4”は本当に怖かった。
友人に付き添ってもらい、なんとかチュートリアルを終え、眠れぬ夜を過ごした。
ゾンビが廊下にいるかもしれない。
ドアを開けたら襲われるかもしれない。
パッケージのディスクからゾンビが出てくるかもしれない。
私は耐えきれず、次の日の朝10時に近所の古本市場へ売却しにいった。
以来ホラーと名のついたものは遠ざけることにしていた。
しかし、中二病であるが故に“死神”や“呪い”などは大好物で、“死”に引き寄せられていた。
そして何を思ったかカニバリズムなんかを調べたりして、“SAW”を観たり“クリムゾンの迷宮”を読んだりしていた。
大学に入学し、Fランかつ自堕落な“出席代行”を使用しまくった挙句
元引きこもり特融の持て余しすぎた時間でたくさんの映画に触れる機会が出来た。
映画では“Back to the Future”がダントツに一番好きで、幼少期からVHSのテープが擦り切れる程巻き戻しして何度も繰り返し観ていた。
録画された日曜洋画劇場版の三ツ矢雄二版に影響され、勿論BOXも買った。
色んな知識を得るのに映画や小説はピッタリで、自分で操作しなければならないゲームとは違い、目を瞑ることだってできた。最高。
ここで禁じられたホラーへ手を出すことに。
“怪奇現象スペシャル!”とか“心霊スポット映像100選”とかが大の苦手で、映っていたテレビすら汚染されているんじゃないかと思うくらいだったが、
どうもジャパニーズホラーでなければ観られるようで、“The Omen”とか“Child's Play”、“ムカデ人間”辺りをセレクト。
オーメンは怖すぎてちびった。“Ghostbusters”を観て緩和させた。
てかゴーストバスターズ、2020年に続編するんだね。
あとジョーズとかETとかポルターガイスト、激突!、ゴットファーザー辺りもとりあえず観た。ジョーズ鬼怖かった。
そんなこんなで大学の図書館で“世界で一番怖い映画”と帯のついたヤツを発見。
そう、“シャイニング”である。
/おコンバンハ\
どうしても観たかったものの、怖すぎるのか?と不安で見送っていたものだった。
その場にいた友人2人と大学でヘッドホンを付けて鑑賞。
【シャイニングを観た結果】
私だけが超びびって叫ぶwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
めちゃくちゃ怖かった。
意味不明だったし、何が起きてるのかもわからなくて、綺麗すぎる悪夢だった。
めちゃくちゃ呪われた絵を美術館で鑑賞しているみたいだった。
抽象的だし、音と映像のシンクロが怖さを引きだたせていて、マジで岩塩。
不思議の国のアリス感もあった。Eraserhead的なカルト感が凄まじかった。
一緒に観てくれた友人2人は『どこが怖かったんだろう』『よくわからなかったね』と言っていて、そこもまた良かった。
(ククク、俺だけが“解る”…。)
圧倒的優越感だった。
完全にエヴァを観て分かった気になっているヲタクである。
何よりもこれいつの映像だよってくらい綺麗で、
確かに怖かったけどそれよりも美しさとかカルト感の答えと考察を知りたくて、帰宅してからずっとシャイニングのことを調べていた。
同時期、前述のバイオを一緒にプレイしてくれた友人・なっちゃんのLINEアイコンがシャイニングのパッケージになっていて、どうしようもない絆の繋がりを感じた。
なっちゃんへ マジで愛しているよ。
ドクタースリープが上映開始
先日、題名にもあるシャイニングの続編・ドクタースリープが上映された。
あの時、シャイニングはテレビ画面で明るい図書館だったからこそ観れたものの、
暗くて大画面の映画館で観たら気が狂ってしまうんじゃないか…。
そう思い、映画館から足が遠のいていた。
しかし、Twitterでは『ヤバイ!もう既にレイトショー始まってるよ』なんて書き込みが。
こうしちゃいられねえ。
手に持ったポケットモンスターシールドを机に置き、映画館へ行った。
発券。
怖すぎる。本当に一人でホラー映画を観られるのか。いやだなあ。
一応通路横の席にしておき、お守りのセブンアップMサイズを購入。
上映前の予告CMが始まる。
地獄だった。
ふざけんなよ、マジで怖すぎて漏らすかと思った。
なんでジャパニーズホラーの予告流すの?
画面でかいんだよ。ふざけんなよ。
冗談抜きに本当にもう帰ろうかなとも思ったけど、目を瞑ってセブンアップをススルTV。
斜め後ろの最後尾席のカップルの男の足が耳の横でブラブラしてきてクソうぜ~~~~~~~~~~~~
そして上映開始。
※若干のネタバレを含みます。
初っ端から知らん女。
『この帽子変でしょう?』いや別に似合ってるし。手品?
な~~~んてほのぼのしてたら最悪だよ!!!!怖すぎたよ何!?
『友達だよ』
いやこんな友達いるわけねえだろ!!!
てかその腕毛で塩振るトルコ人みたいなオッサンはなに!?
雰囲気とか人間の人数的にシャイニングと全然違うなあ、とか
あんまりな映画なのかなあ、なんて思っていたらタイトルが。
ここの演出が神でした。鳥肌立ちまくり。
ああああああああのカーペットやん!!!
うおおおおおおおおおおおきた~~~~観に来た映画間違ってなかった!!!!!!!!
先に言っておくと、終始鳥肌立ちまくりで気が狂うかと思いました。
てか、再現度高っ。
そっくりではないにしろ、シャイニングの再現度高いです。
あと、主役のダニー役のユアン・マクレガーがマジでダニーだった。
オビワン感ゼロ。
物語が進むにつれてわかってきた前作の謎。
あ~そういうことね、解説あざっす!みたいな。
アンサー的な映画なのか?って感じだった。監督とかと色々あったみたいだけど。
ダニー以外の能力者の話とか、その後家族がどうなったとか
その能力を良いことに使うも、悪いことに使うも自分の信念次第だ。っていう感じ。
シャイニングが綺麗な美術館に飾ってある抽象的な“見たら死ぬ絵画”だとすれば
ドクタースリープは仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦 妖怪大戦争 X-MEN 666ですね。
てか、敵超移動するし超普通に生活するし…いや怖いし!
でも美しさと醜さが混同したような見た目のキャラクターが多くてかなりかっこよかったな。
トルコの塩振りオジサンは謎すぎたけど、ホテルといい色んなものに魂が宿っているんだなって感じでスティーブン・キングのヤバさとか呪いを全面に出してました。
スタンドバイミーで最初線路歩いてたら新幹線が来て全員ひき殺されるみたいなスピード感と衝撃。
シャイニングで出て来たホテルが出て来たり、回想でみんなの大好きなシーンやキャラクターが出て来たりするので、内容はどうであれシャイニングファンであれば絶対観た方がいいと思います。
めちゃくちゃ面白かったし、思わずガッツポーズをしたり目を背けたくなるようなきついシーンもありました。
前作のディック・ハロランみたいにみんなのトラウマが必ず一つは植え付けられるであろう。
ここは怖すぎて泣いちゃった。
画面の演出的に、大画面であることが条件みたいなところもあったので、もし観ようか迷っている方は必ず映画館で観るべし。
本当に面白くて演出とか内容にとても感動したから、私ももう一回くらい観たい。
てかそこの場面かなりチープだったけどそれももしかして狙いなのかな?などなど…。
私自身シュールとホラーはギリギリのラインで密接しあっているものだと思っていて、漫画だと伊藤潤二先生とかシュールホラーの第一人者じゃないかと考えています。
デスノートの真面目な雰囲気の中でクスッとしてしまうところとか、クセになるよね。バキとかさ、真面目でシリアスな物ほどマッチしやすい。
あっ、てか(以下愚痴)
左端の方で終始ベチャクチャ普通の音量でキャッキャ喋ってた高校生カップル2組
てめぇらマジ許さんからな!
うわ…ウイスキー、前作オマージュだ!って感動したところで
『やば~wwwアル中じゃんw』『こぼしてるwwww』って…
マジみんな怒ってたからね!他の客はシャイニング持ってるからテレパシーでわかるんだわ!あいつらうるさかったねって!(おこり)
どうせ思ってたパニック映画と違くて理解できないけど怖くてイキってたんだろう。はやくカラ鉄行ってEXILEでも歌ってろよ。あとスマホいじるな。ばりまぶしかった。
あとずっとビニール袋ガサガサさせてたヤツもおかしいんか!最初の方演出音かと思ったわ!!!!
フーッ、フーッ、フーッ、フーッ……!!!!!
…ふぅ。^^
皆さん、マナーは守りましょうね。こちとら大人1800円なんじゃ。セブンアップM買っとるんじゃ。;;
一度しかない、大切な映画を初めて観る時間…大事に楽しんでもらいたいですね><。
んじゃ、この中に宇宙人超能力者未来人異世界人シャイニングを持つものがいればすぐに私のところに…トラブルに巻き込まれるのが嫌なので絶対に来ないこと!
以上!