ゼックスをする漫画『奴隷遊戯』
みんな、ゼックスは好きか!?
ゼックスってなんだよ!
はい。
こちらのエントリの続きです。
※物語の大筋には触れませんが、結構ネタバレを含みます。
以前より贔屓にしていたこの少年ジャンプ+という漫画アプリですが、
いいねの数によってランキング変動があり、今一番読まれている漫画が一目で分かるようになっています。
その中でもいつも上の方にいる漫画が“奴隷遊戯”です。
出典:奴隷遊戯/ヤマイナナミ
ふざけやがって。
何が奴隷だ。
奴隷で遊ぶな。
なんだそのアイコンは。
な~~~~にがLOCKだよ!
しかし、イチ漫画好きとして読まないわけにいかないのだ。
そんな思いで読み始める…。
あらすじはこうである。
平凡な男子高校生カイのスマホに謎のメールが届く…。
そのアプリの名前は『SLAVE GO』
アプリを通して撮影した人間を捕獲する事が出来るようだ。
面白半分に数学の教師・小林をガムテープで捕獲するカイ。
[捕獲成功!]
画面に表示されるも、ただのジョークアプリだ…と気に留めることはなかった。
しかし…。
数日後、小林が行方不明に。
そして同時期、幼馴染のリンナも連絡が途絶えてしまう。
これはただの偶然だ…。そう思うカイの元に謎の人物・ウィルが現れる。
車に乗せられ、連れられた先にはガラス張りの部屋。中には武器を持った人間が…。
「夢でも見てんのか…!?」
考える暇も無いまま、目の前で首がはねられていく。
その顔は、捕獲した小林のものだった…。
そう…。私はここで読むことを諦めた。
結局ただのデスゲームか…。
ジャンプ+にはコメント機能があり、一話ごとに読者が気軽にコメントを残せる。
一体どんな層がこのありきたりな漫画を読んでるんだ。
一体どんなふざけた奴らがこの漫画をランキング一位にするんだ。
なん…だと…。
伝説の始まり…?
マジか。お前らの事を信じていいんだな?いいか。信じるぞ。
ていうかゼックス…?何?ゼックス…?
そして二話以降を読んでいった。
ジャンプ+の良いところはこうしてコメントで助言を貰えたり考察出来るところだ。
リアルタイムでないにしろ、ニコニコ動画で育った身としてはこの一体感がたまらなく好きである。
そして知る。“ゼックス”を…。
二話も特に変わりなく、奴隷を使って金を稼げだの女を売るだの、拒否したら死ぬだの。
卑劣すぎる。
最初に行われていたのは、アプリでGETした『奴隷』を使い、対戦相手の奴隷と殺し合いをさせるゲームだった。
文章書くだけで嫌になってきた。
奴隷は目隠し(ヘッドセット)を装着されており、マスターである主人公とその敵の指示で殺戮-Massacre-が行われる。
結局主人公は勝負に勝ち、相手は新たな奴隷へと降格。
やめたれや。
そしてコメントを頼りに読み進めること、遂に八話。
ヤバ…。
何…ゼックス…!?
もうこの時点で若干クセになっていた。
この絵でこの見た目のキャラクター達が、生と死をかけた世界で大真面目にヤバい発言をする。
シュールすぎる。
これは…この感覚は…そうだ…!バキだ…!!!
もはやコメントを見ながら楽しむコンテンツとなっていた。
めっちゃ爆笑してた。
>ぜ、ゼックスが始まるのかぁ~!!!???
これとかずるすぎる。ヤバイくらい笑った。
ここを境に異常な頻度で登場人物がゼックスゼックスと連呼する。
わざとだろ。
ゼックス場ってなんだよ。
そしてこの奴隷遊戯を語る上で外せない存在を目にする事となる。
有村さん登場
物語が進み、主人公・カイは日常に戻るべく強力な奴隷として元プロボクサーであるチンピラ・浜口武斗を捕獲する事となる。
ちなみに捕獲を決める数ページ前では号泣しながら「こんな事してはいけない」「奴隷なんてやめろ」と謝ったりするのですが、「奴隷になってもらうしかない」といきなり心変わりします。
かなりシュールで最高です。
そんなチンピラは借金トラブルを起こしており、ヤクザである有村に売られそうになります。
このヤクザがヤバイくらい人気であり、この漫画を支えているといっても過言ではない。
こんなトーンある?
めちゃくちゃ笑った。
人をも殺す悪名高きヤクザ、どうしてこうなった?
その人気は他の話でも衰える事を知らない。
>有村遊戯
もう意味わからないよね。
ちなみに有村さんが出ない回は、無村ってコメントすらついてる。
>これだからゼックスは何が起こるかわからない。
このコメント好きすぎる。意味不明に意味不明を重ねて頭おかしくなってくる。
奴隷遊戯は読者と作るシュール漫画だった。
ちなみにそのチンピラ、暴れる事が大好き。素手で壁に穴を開け、ストレス発散するシーンがある。
マジやめてくれや
特攻の拓に通じるシュールさがある。
落ちれば高温の液体へ直行してしまう危険すぎるボルダリングでもその怪力を披露してくれる。
もはや何?
“奴隷遊戯”とは…。
しかも主人公、このデスアトラクション(ゼックスではない)をチンピラに20回以上させようとする。
命賭けてるんだぞ。そんなおぞましい事を思いつくなよ。
奴隷反対してたのにすっかりゼックスに染まっちまったな。
このように、
突拍子もない怪力技や超人技が多い
しかし皆命を賭けており、非常に真面目である。真面目なゼックスである。
マジで意味不明すぎて爆笑したコマ
なに?
落ち着けよ…。
もちろん敵キャラも魅力的で、かなり個性的である。
こちらも超人的能力を携えており、正直面白すぎる。
どことなくテニスの王子様を思い起こさせるシュールさ。
ちなみに下の二人はゼックス実況・解説者である。
またZEX(ゼックス)が見られるんですかあっっ!!?
なぁ~~~~~~~~~~~~~にを言っとるんだ!?!?!?!?
そんな超人的な能力を持つキャラクター達も、負傷をしてしまう。
いや手出せよ
てか立てるのかよ
一体自分は何を読んでいるんだ…。
しかしシュールさがクセになり、面白すぎて一気に57話まで読んでしまった。
超巨大な、人間の入った『奴隷ガチャ』や
様々な毒を身体に蓄え、抗体を持った新強キャラ、賀東重一
主人公に立ちはだかる敵、鷹司一郎など今後の展開が非常に見逃せない。
ふぅ…。
正直このデスゲーム漫画のエントリを書く事になるなんて思っていなかったのでヤバいんですが、
是非皆さん一緒に読んでゼックス楽しみましょう。