マッスルデリ、まずいメニューある
お久しぶりです。
紆余曲折あり(使い方合ってんのか)、マッスルデリを頼むことに。
ダイエットをしなければならず、カロリー制限したものの続かず。
ならばと知人におすすめされたマッスルデリを頼むことに。
カロリー制限用メニューや、タンパク質多めのメニューなどバリエーション豊か。
色々なメニューに関する情報は他のブログや公式サイトで見られますので、簡潔に美味しくなかったメニューを書いていきます。
・巷では、パスタ系がまずいと言われているよう
たしかにボソボソした食感でコシのないパスタなんですが、私はこれが好きですw
パスタではなく、「冷凍食品のパスタ」ですね。
オリーブオイルやMTCオイルを軽くかけて混ぜてから食べてます。
・魚系もまずいと言われているよう
これは、パサパサしててたしかに美味しくないかも。
ただ、味付けが良いのも多い(アクアパッツァとか)ので、そんなに気にならない。
骨が多い魚もあったので、そこは処理して欲しいな〜と感じました。
・ブロッコリーのサラダ
これは激マズ。
ヤバいです。
好き嫌いの無い私ですら残しました。(ごめんなさい)
魚の餌?
マジで臭い。
これは食べ物じゃない。
本当にこれでGO出したのか?と思うレベル。
ただ、残すのも勿体ないので、好きな人いたらプレゼンしてほしいです。お願いします。
10食食べてリピート済み。
ただ、まだ10食ほどあるので、他にもあれば書き足してみます。
全体的には美味しいのでリピートしそうな勢い!
宗教つくりたい
宗教つくりたいよねと10年くらい話している。
ありがたい事にこういう話に付き合ってくれる友人が何人かいる。
正直、多分、宗教を作る事はきっとないだろう。でもやっぱり言うんだよな、「宗教つくりたい」って…。
こういう話をしている時点でお察しだろうがどの宗教にも入っていない。信仰がないと言えば嘘になるが特定の神ではない。それどころか自分にとっての神は年の始まりや腹痛の時、テストや面接、宝くじを買った時にしか存在しない。要するに毎日祈りを捧げる対象ではなく「困った時の」神様である。
まず断りを入れるが、宗教で信仰に励む人達を馬鹿にしているわけではない。寧ろすごい事だと尊敬するし、信じる対象が固定されている事実が羨ましかったりする。しかし、じゃあこの宗教に入ろうだとか集会に顔を出そうとか本を読んでみようとなるわけではない。心のどこかで、人間の作り出した神という存在に対して祈りを捧げる事に抵抗があるのかもしれない。
ここでもうひとつ断りを入れておくが、宗教への勧誘は全くもって求めていないどころか嫌悪感を抱いてしまうのであしからず…。勧誘というのは推しを布教するヲタクの上位互換だと思っているので、こちらは間に合っております。
宗教にドはまりし、その結果人生が悪い方向に狂ってしまったり、トラブルや人格が良からぬ方向へ変わってしまったり、そういったネガティブなイメージが付きまとうのは仕方ないのかもしれない。ただ、最近ハマっている自分の中の納得ルールでもある「人間してんな~」の感情に当てはまるし、事実それが怖くて入信していない自分からすると何かしら凄いステップに踏み込んでいるようで、そういう人生もあるんだろうなと思ってしまう。
海外では何かしら信仰していない方がおかしい目で見られるようだが、神社やら寺やら八百万の神様たちが当たり前に生活に溶け込む日本こそハッキリとしない神の存在をガチで信じているのではとも思う。事実、神様がいるだのいないだの関係なく「初詣」は日本の文化として認知されているし、そこに特別な感情を抱いて過ごす日本人は比較的少数だし…もはや当たり前に神が存在し続けている国なんだろう。
さて、じゃあどうして宗教をつくりたいのか?答えは簡単で、つくった事が無いから。そして暇だから。空飛ぶスパゲッティ・モンスター教ほど強い架空(いや全てが架空か…)の宗教はできないだろうけれど、誰も傷つけない面白い宗教がつくれるのであれば楽しんでみたい気持ちがある。
いや、もはやそれは宗教じゃなくてお楽しみサークル、わいわい同好会、内輪ノリなのでは…。
久々に文章書くぞと意気込んだらキモめのヲタク文章になってしまった。特に書くことが無い。最近はもっぱら個人ブログとTikTokで時間を潰している。もう匿名SNSの時代は終わったし、有益な情報がヒットしないサーチエンジンも不要になってしまった。
個人ホームページのリンク集だけのページを交換し合うとか、お互いが好きなブログを読み合うとか、そんな時代が戻ってきている気配がしていて、同じように個人ブログをこっそり覗いて楽しむ(主に30代の)ヲタクを見付けると嬉しくて仕方がない。
魔法少女リリカルなのはの話
魔法少女リリカルなのはは神アニメだ。
アニメや漫画が好きな人なら必ず見たことがあるだろう、魔法少女リリカルなのは。
私はこの作品のマニアでもないし、詳しいわけでもない。
ただ、辛い時はこのアニメを思い出すことが多くなった。
出会いは声優、水樹奈々ちゃん。
昔から曲が大好きで声優の中でもダントツにCDを購入してきた。
中でも一番好きなのはCOSMIC LOVE。
超絶タイミングで公式からMVが…。
この曲はシングルでも購入したので非常に思い出深い。透明なスリーブに入った丸みを帯びたCDケースが非常にかわいい。
奈々ちゃんの曲はいつも元気をくれた。
オタクが大好きな当て字の歌詞も多く、このエネルギッシュな歌声とさわやかさ、たまにみせるぶりっ子感すらあるかわいさにドはまりした。
大体どの曲もかっこよくて、曲として最高で、そのうち更にイケてて好きな曲は「魔法少女リリカルなのは」というアニメの主題歌であることが多いと気付くのに時間は要さなかった。(オタク文章)
当時王国民と呼ばれるファンのライブでのコール&レスポンスが異常な程に揃っているとニコ動で超話題になったゆかりんの「you&me」が流行っていたりした。
いつ聴いても揃いすぎてうける、今もはやアイドルの現場ってこれが当たり前みたいな風潮があるけど、当時異常だった。ゆかりんの歌声が喉からCDすぎる。
そして我らが母なる大地、地球のゴッドファーザーことフェイトテスタロッサちゃん役が水樹奈々ちゃんなのだ。私がリリカルなのはの存在を知るのに時間は要さなかった。(オタク文章)
しかし…
私は2017年までリリカルなのはを見ることはなかった。
理由はわかるだろう、
こんなんキモオタの見るやつじゃん。
しかし2017年、いつか人は死ぬ…ならば今行けるうちに水樹奈々ちゃんのライブに行きたいと強く思うようになり、ありがたいことにライブ参戦できることになった。
そこで気付く。リリカルなのは、見るしかないじゃんと…。
そこには大きな理由があった。
リリカルなのはの主題歌はほぼ全て水樹奈々が担当していて、かつその意味深すぎる当て字の歌詞は作品になぞらえたものだった。
ということは…
『時空-とき-を越え刻まれた悲しみの記憶』も
『君の元へと羽撃いて-はばたいて-いく』も
『真っ白な羽根は希望-あす-を探して』『幾つもの過去-よる-を越えていく』も
謎が解けて…しかも感動的に感じるのでは!?
サンホラにごめんなさいしないとだね。
そして白か黒かはっきりしないと耐えられない無灰色-わたし-は約3か月でなのはを勉強することに。
当時往復3~4時間かかるような職場で働いていた為、寝る間を惜しんで行き返りの電車で勉強-なのは-することに。お昼休みも勉強-なのは-、お風呂の時間も勉強-なのは-。
かくして洗脳とも近い勉強を重ねた私は、なのはのヲタクとして完成したのであった。
ライブまでに勉強した内容は下記である。(wikiより抜粋)
・テレビアニメ
魔法少女リリカルなのは
第1期。2004年10月から12月まで放送した。全13話。
魔法少女リリカルなのはA's
第2期。2005年10月から12月まで放送した。全13話。
魔法少女リリカルなのはStrikerS
第3期。2007年4月から9月まで放送した。全26話。
・劇場版アニメ
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st
劇場版アニメ版第1作目。2010年1月23日公開。テレビアニメ版第1期をベースにしている。
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's
劇場版アニメ版第2作目。2012年7月14日公開。テレビアニメ版第2期をベースにしている。
魔法少女リリカルなのは Reflection
劇場版アニメ版第3作目。2017年7月22日公開。
アニメ52話で18時間半、映画3本で6時間半。計25時間。
マジで気が狂った。なのはのオタクに仕立て上げられてしまい、余談ではあるがその後の劇場版続編「魔法少女リリカルなのは Detonation」を一人で観に行った。なのは最高。完売。ごっそさん。
ではここからは、なのはの話をしようと思う。(?)
なのははマジでオタク絵。
正直きもいくらいにオタク絵で「ジョジョって絵柄がちょっと」みたいな感じで嫌悪感を抱く人は一定数いる、というより一般受けしようとしていないんだろうとすら思う。
もともと原作がエロゲなのもあって時代をモリモリ盛り込んだTHEジャパニーズな作品だというのが私の抱くイメージだ。
そういうの、好きなヤツ一定数いるでしょ。オタクかぶれたかったり、「俺こんなきもいアニメ見てんだわwwwwwwww」みたいなの好きなやつ。観ろよ。それでいいから観ろよ、はまれや。
設定も小学生が魔法少女になって世界を救う!っていう内容だけど、プリキュアに似てるのではなくてどちらかというとCCさくらに影響を受けたジャパニーズのアニメ作品な気がする。
当時のロリさいこう!つるぺたっていうな~!みたいなアングラでひっそりする、まだオタクが閉じたもののアイコンだった頃の、裏の世界のアイドル的存在だったのではとも思う。のののののののの言い過ぎだね(のヮの )♪
ロリコンホイホイなのか?と聞かれると、そうではなくてキモオタの理想みたいなのが詰まっている。
何故かというとなのは3期のSSではなのは達が普通に成長して大人になるし、その絵柄がまたそれはまた絶妙にオタクきもみがあってすごく最高なのだ。
普通にこんなん駅とか貼られてたらキレるよね!
なのはといえばこのゴリゴリにでかい目と触覚のような前髪がポイントだと思う。
そして服装のやぼったさだったり、どこかガンダムっぽいようなゴテゴテした感じ、もうこれはオタクが好きじゃないわけないじゃん!
意外にアニメで動いているのを観ているうちに慣れてくるし、それどころかクセになってなのはの絵じゃないと耐えられなくなってくる自分に気づくだろう。
私はこの二次元でしか表現できない「エアインテール」っていう髪型が大好きすぎる。
あと、前からみたらショートカットなのに後ろ髪は三つ編みしている髪型。アホ毛。
なのはに出てくるヴィータちゃんはこれを兼ね備えていて、かつツンデレロリ。しかもロリィタで強くて、しかも自分よりでかいハンマーを武器にしている。最高すぎるし「ぼくがかんがえた最強のおんなのこ」でしかない。
まあ、フェイトちゃんがダントツで好きなんだけどね。
何を書きたいのかわからなくなってきた。
いつもブログを書くときには大体の流れをイメージして書くんだけど、今回はマジで本当に適当に書きすぎてるのでそろそろ一旦やめにする。
布教にすらなっていないので、一旦ダンキバについて調べてから落ち着くことにしよう。アディオス。
ワンピースが好きになれない理由が分かった
漫画を読むのが大好きで、好きな漫画はドラゴンボール。
AKIRA、ジョジョ、ルーキーズ、ブラックジャック、漂流教室…。
少女漫画はあまり知らないけれど、いわゆる“有名どころ”は必ず読んでいる。
嫌いな漫画も読んでから批判する。それがモットーの漫画好きだ。
しかし、そんな自分にも読み進められなくて売った漫画がたくさんある…。
ワンピースだけは本当に何度読んでも楽しめない。
どうしても何かつまらなくて、どうしてもハマれない。
中身が無いし陽キャの読み物だし、ただズルズル続いてるだけの看板漫画じゃん。
でも…こんなに支持されているならまだ知らない魅力が無限にあるに決まってる!!!尾田っち、ヘルプ!!!!
そう思い1巻から購入して読みすすめるも…今まで何度くじけたかわからない。
サンジの『クソお世話になりました!!!!!』とか、ゾロがきたねえおにぎりうめぇって食べるところとか、ナミの実家がミカン育てて家がボロボロになってウソップに子分の三人組がいるとか、『だってよシャンクス、腕が!!!!!』とか
自分のワンピース史はそこまでである。
そして古本市場で売って、数年後にまた1巻から買って、クソお世話になって、売って、おにぎり食って、もう飽きたんだよ。
絶対に読んでから批評する。そして有名どころなら必ず読む。
それが私の忍道だから…!
しかし現実は厳しく、謎の幻術に苛まれた私はクソお世話ムーブから抜け出せずに毎日を過ごしていた。
初めてワンピースの漫画を購入してから10年以上経ち、一体ワンピースの何が気に入らないのかもわからないまま時間が過ぎていった。
付き合う友人らはみんなワンピースを読んでるし、こんなアレルギーめいた『読めない反応』は過去中川翔子くらいしか発信していなかった。彼女に関しては他の作品に対してもどうなのか知らないけど。
そして今、2020年。
ジャンプ公式アプリ、ジャンププラスでワンピース60巻以上が無料公開に。
日本も自粛で暇つぶしにはもってこい、このビックウェーブ乗るしかねえ!(海賊だけに)(後悔すんなよ)(航海だけに)
的なノリで読み始めたところ、なんと300話以上読む事に成功した。
前代未聞、初めて出会った仲間・チョッパー。
出てくる知ってるやつ、ニコ・ロビン!!!!!
あっ、死ぬ人!エース!
白ひげ!
クロコダイル、つよっ。
これが例の空島編か…。
つーかチョッパー、なんちゅう可愛さだよ~~~~~~~。
今はフランキーが出てきて、そろそろ例の『い゛ぎだい゛』が来るのか…と毎回身構えているところである。
ここまでで3回くらいマジ泣きしたし、ワンピースが好きな人の気持ちもちょっと分かってきた。
そして、自分がワンピースを好きになれない理由も分かってきた。
ワンピースが好きになれない理由
・戦闘シーンが何やってんのかマジでわかんねえ
戦闘シーン、本当にこれ皆理解してるの…?って感じだ。
私の脳みそはワンピース向きではなかったらしく、全く着いていけない。だからこそバトルシーンが売りの作品内での売りを感じられず、全く楽しめない。
コマの流れがよくわからなくて、何が起きてるのか謎になる。
めっちゃ勢いよく感じるところもあるけど、8割方マジで何が起きてるかわからない。
もうこれは脳の作りがおかしいんだと思う事にした。だって売れてんだもん。
ジャンプラのコメント欄見ても『ここのバトルの疾走感』とか『派手すぎる!』とか書いてあるので、マジで脳が違うんだと思う。陽キャポイント-5。
ドラゴンボールとかハンターハンターのバトル描写は最高にドキドキするし、めちゃくちゃ読みやすくて好きだ。
一時期話題になった鳥山明のコマ割り、目線を意識した映画感のある配置じゃないと理解できないんだと思う。
↓めっちゃ参考になった。(しかも鳥山と尾田で比較されてる)マジで、言いたかったのはこれです。
・ごちゃごちゃしすぎ
絵が過密すぎる。
トーンほぼ使ってないのに絵の密度がヤバイ。
週一連載でこれってヤバすぎるし神すぎるけど、マジで読みづらい。
ワンピースのキャラクターって敵も雑魚もモブも全員魅力的な見た目してて、かつ個性的なんだよね。だからマジでどれが何のどれなのか全くわからない。
一目で敵か味方かモブか主要メンバーかを理解させてほしい。
特に今回、めちゃくちゃ小さいスマホで読んでるのもあって何が起きてるのかわからない背景が多すぎた。
本誌で読む際も(謎にハンコックとかしらほしが出てくる辺りはちょい読みしてた)藁半紙的な紙質で何が起きてるのかわからず。もはやAKIRA的なサイズで売り出してもいいんじゃないか。
これに関してはファンも思ってるみたいで納得。
色々理由があるようだけど、みなみけレベルに手抜きしてく゛だざい゛っ゛!!!!!
・身内の優しい弱者は殺される、みたいなパターン化
ワンピースのパターンは
①身内の優しいヤツ(大体おじいさん)が敵に殺される(もしくは痛めつけられる)
②ルフィ『許さねえ…!』
③おじいさんとどめさされる、街崩壊する
④ばらけた仲間VS敵
⑤ルフィVS敵大将
⑥じゃあな!次いくぞ! ど ん !
の繰り返しで、水戸黄門styleに間違いは無いし展開が読めている王道モノってやっぱり面白いんだよ。
だけどもう、何か…弱者の優しいおっさん死に過ぎじゃね?
段々と死ぬ確立もおっさん率も減ってきた感じはあるけど、もうちょいパターン変えてほしいところもある。
そして私が④ばらけた仲間VS敵の流れが好きじゃなくて、
これはNARUTOとかBLEACHでもそうだったんだけど、主人公級じゃないヤツVS敵大将級じゃないヤツで戦いが分かれるのがマジで嫌い。
つまんないし、どうせ勝つじゃんみたいな感じでイライラするから基本的に読み飛ばしたい。暁のくだりとかめっちゃだるい。見せ場なのはわかるけど本当に読んでるのキツい。
大好きな漫画でもあるジョジョだとわりかし敵ボスVS主人公級じゃないヤツって描写に寄せてる感じがある。主人公は主人公だけど、VS敵の時に力の差ではなくて得意分野で埋めていって一緒に追い詰めていくぞ感がすごい。
ジョジョ3部の有名なポルナレフが階段下りまくるところからの流れとか、6部のプッチの能力VSアナスイ達とか、うま~く全員で戦ってる感じ出してる。
ドラゴンボールは“皆で敵に立ち向かうぞ感”がすごくて、主人公・敵ボス級じゃない奴はそっちでやっててね感が少ない。
・固定敵キャラのボスがないから感情移入できない
ワンピース、まだまだ読み進めてる途中だけど巻数的にはもう20巻越えてる。なのに敵がいない。
もちろん島ごとに敵キャラが出てくるし、クロコダイルとかクソ強くて魅力的でアラバスタ編が神とか言われてるのも理解した。こんなん映画じゃんね。
NARUTOならサスケ、BLEACHなら愛染、ドラゴンボールならピッコロ、ジョジョならディオ。ハガレンなら27巻で完結なのでそろそろ終わりである。
なのに読者と海賊達との、共通の目指す敵がいない。
勿論ワンピースにとっての目指すゴールはワンピースなんだけど、結局少年漫画だったり熱くなれる漫画って“主人公と張れるレベルに魅力的な敵キャラ”がいないと燃えない。
少女漫画ならヒロインの恋路を邪魔する魅力的な恋のライバルだったり、やっぱり二次元と三次元の垣根を超える為に必要なのは共通の意思を抱く仲間意識だと思う。
多分この先白ひげがどうとか本当はこうだったとかエースとかそんな話になっていくんだろうけれど、あまりにも遅すぎないか。
で、ハンターハンターはワンピースに構成似てるよね。大ボス的な敵が固定されてなくて何々編っていう風に土台が変わっていく。
ただ、ワンピースとの大きな違いはヒソカだったり幻影旅団だったり、固定の敵キャラが必ず関与していてそれを読者に見せるところ。そして主人公が変わるところ。
・一体いま、全体的な旅のどこら辺なんだよ。
私がワンピースを読み進められなかった大きな理由がこれだと思う。
目的が謎なままで仲間だけ増えて、次の島でまたおっさんがやられるならもういいかな…。どうせまた次の島で同じ事やって、適当なタイミングでゴールに到着するんだろと思ってしまう。
ドラゴンボールは7つ球を集めると願いが叶う。よって読者が『あと2つで次の展開に』と期待して楽しむ事ができる。
ハンターハンターはミッション制だし、NARUTOも任務ごとの目的がはっきりしてる。
ただしワンピース、てめぇはダメだ。
①次の島に来たぞ!とりあえず滞在すっか~。
②ん?何かトラブルだ…。うわっ!巻き込まれちまった!
③悪い奴らとバトルだ!
④感謝なんて、いいっていいって。んじゃ、次の島いきますか!
うっせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!
書き方の問題かもしれないけど、マジでうっせ~~~。
イライラしてくる。一体いつ、何がどうしたら、何パーセント完了して、次に具体的に何をすんだよ!!!!!!…と。
あ~~~次の島か~~~~~はいはいまたどうせ何話も費やすんでしょ~~~~そんな次の島で5話だけなんてしないだろうしね…と。
せめてナミが『よしっ、これであと12島ね♪ちゃちゃっと行っちゃいましょ~!』とか言ってくれれば気が済む。報告してくれよ、航海士さんよ。
多分ワンピースは、無限に先が見えない航海で知らない世界をずっと旅し続けるロマンの漫画なんだと思う。わかる。わかるけど、マジで合わないんだと思う。
きっと今ワンピースが100巻以上発売してる事を知ってるからなんだろうね。
『あァ、この流れがあと600話続くぜ! にかっ^^』 耐えられるわけがない。
要するに、新規層が入り込めないのだ…。
・バトルシーンのギャグがうざい
真面目にバトルをしてほしい。
ギャグっぽいバトルで一戦終えられるのがしんどい。
特にキツいのは、島後半の敵軍団VS味方軍団の時に出る“敵手下VS主人公以外の味方”フェーズかつ、“敵は真面目なのに味方がギャグで勝つやつ”
アラバスタ編のナミVSミス・ダブルフィンガーとかマジでキツかった。
本当にああいうのやめてほしい。
ただそういう話を差し込まないとダレるのもめちゃくちゃわかるし、ワンピースの売りってギャグでもあるから絶対必要なんだろうな。陽キャポイント-58。
なんか…敵にはやっぱり強くいてほしいし、最初から最後まで面白話で倒されてほしくないんだよね。あとナミの技名ちょっときつい
デスノートみたいなシュール極め過ぎた結果面白くなるタイプの笑いとかはめちゃくちゃ好きだけど、多分自分がこのタイプ苦手なんだと思う。
NARUTOでもデイダラ回嫌いだったな~。地味だしギャグだし、デイダラが大好きなのもあって余計嫌だったな。もうこの辺は好き嫌いだ。わかってます。
ここまで書き出せて、10年以上ワンピースを好きになれなかった理由がようやく分かった事に物凄くテンション上がった。やっぱ、読んでみるもんだな。
だけど果たして、単行本買ってたら読んでただろうか?好きになっていただろうか?
答えは否だし、きっとまた古本市場で200円買い取りしてもらっていただろう。ワンピースは高いのだ。陽キャは古本が好きなのだ。
きっとこの先一生本棚に加わる事のない、超有名漫画ワンピース。
キャラクターは魅力的すぎるし、海賊がメインの世界なんて宇宙戦艦ヤマトとか…ちょっと違うかもしんないけど。とにかくそれまでヒットしていた訳じゃない方向性だったんだろうな。マジで金字塔だし、展開も王道。
銀河鉄道999で育った自分は別の世界に行くという意味で似ているものを感じたし、そこへのロマンとか無限大の可能性とか、旅に終わりが無い事の解放感とかはやっぱり最高だと思う。
絵もうますぎる。常にウォーリーをさがせじゃん。
適度にデフォルメされたキャラクターが可愛すぎる。
てか、チョッパー!マジ、何!?!?!?!?
今まで陽キャがゲーセンで取ってくるぬいぐるみだと思ってたのを謝罪させてほしい。
正直今チョッパーの等身大ぬいぐるみとか目の前に売ってたら、買うと思います。
ガードポイント可愛すぎるでしょ…。
あとロビンちゃんマジカワイイ。
ナミさんも鬼カワイイ。
今まで露出クビレオレンジ女だと思ってたけど、普通にマジで魅力的でブルマ的立ち位置だった…。
そして展開。普通に泣いた。
ウソップいらねえじゃんって思ってた矢先のウソップ喧嘩ムーブの台詞とか、グサグサ来た。ああ皆思ってたようにお前もそう思ってたんだなって思うと悔しくて涙が止まらなかった。
『正直おれはもうお前らの化け物じみた強さにはついて行けねェと思ってた!!!』
ここマジ泣きまくった。でもマジで戦力的にはいらないよね~。
あと、クソ馬鹿にしてた全員で後ろ向いて片手挙げるポーズするやつ。
ヤバいくらい泣いた。
これ書きながら爆笑してるけど、(これで泣くとか)ふざけんなよって思いながら泣いた。アラバスタ編は神!
これ確か5W1Hみたいな英語書いて同じ事するんでしょ、泣くと思うわwwwww男泣き
てか空島の人たち野蛮過ぎない?
昨日までクソお世話になりましたとかノロノロビームがクリムゾンでハンコックみたいな内容しか話せなかった自分が空島とかガードポイントとか言ってんのかなり衝撃的だわ。
令和ポイント5。
ジャンプで看板を保ち続けてるのって本当にめちゃくちゃ凄いよね。
偉業すぎるし、マジでワンピースを知らない人がいないからきっと凄まじいエネルギーを持った漫画なんだと思う。
友情努力勝利のその名の通りだった。教育にもよろしいし、お手本のような内容だった。
とりあえず、エース死ぬとこまで読みたい。
追記
エース無事に死にました。
なにが笑だよ
お久ブリーフ
最近のオタクって 笑 使うよね。
おまいら、それでいいのか?
俺たちは www しか許さなかったはずじゃないのか。
wは単芝の煽りだし、^^は煽りだし、^^;は愛のある煽りだろう。
そして(笑)、お前は陽キャだろう。パンピだろう。
(笑)なんぞ煽りでしか使ってこなかったお前たちが、そんなんでいいのか?
よ く な い だ ろ う
インターネットにかれこれ15年以上身を置いている立場としては、な。思うところがあるのだよ。
おい!微妙な歴だと思ったそこのおまいら!(藁
15年以上、継続し続けたものはあるのか?
まあ…もちつけよ。( ´∀`) _旦"ドゾー
何度言っているかわからないしいい加減いいよと言われそうでもあるが、私は2000~2010年のインターネットが好きで好きで仕方ない。
あんなに楽しかった、刺激的で落ち着く場所はもうないのだ。
HTMLだけで作ったHPで交流したあの日々を…。(まだいうか
ダイヤルアップ回線に接続した時のあの興奮を忘れたのか?
ノスタルジック極まりない音、あの音は癒しでもあるし緊張でもあった。繋がるのか?繋がらないのか?あ~頼むから誰も電話しないでくれ…と思うことも今はない。
今のインターネットにはない、未知の世界に繋がっていく時間。回線が繋がればそこはインターネットで、画面の奥には海のような砂漠のような空間があるようにも感じた。
世界は無限だったし、世界は目の前にあった。
今と比べ物にならないくらいにインターネットは使いづらくて、検索エンジンも優秀ではなくて、
インターネットは、パソコンは、知りたいことにアクセスする端末ではなくてまるで友だちの家の扉のようだった。
リンクを辿らないと見付けられない、仲が良くないとわからない、適当に開けばブラクラに当たったりウイルスに感染する…。まさに現実世界じゃないか。
あの頃はどうにかして情報を集めないと辿り着けなかった場所。自分の手で理想のオアシスを発見して開拓していく場所。
今とは違う意味で、インターネットが第二の世界だった。
今や日常に溶けて当たり前となっているインターネット。
インターネットが使えなくなれば人は生きていけないのではないかとすら感じる日々である。
もはや探検キットとしての情報収集ツールではなく、エアコンと同じような家電となったインターネット。
知る人ぞ知る暗号めいた会話。秘密の交流。すぐには見付けられない場所を探し、自分と同じように辿り着いた相手に仲間意識を抱くのは当たり前だ。
ヒットの中でも交流の中心となったふたばちゃんねる、2ちゃんねる。
共通の合言葉だからこその 笑い=www なのだ。
そして、そこに辿り着けず『wwwってなに~^^?』なんて言ってくる“パンピ”との違いこそが我々のアイデンティティだったのではないか。
今こそ取り戻せ!胸を張って言うのだ!
自分はオタクだと。情報収集が好きだと。その意思を継いだものだと。
SNSは好きだ。前略プロフィール、モバゲー、mixi、Twitter、Facebook、Instagram、挙げるときりがないくらいにメジャーなSNSがわんさかある。いくつか消えちゃったけど。
これも同じく交流の場であるが、表向きの交流の場なのだ。
mixiは当初、完全紹介制だった。果たしてその最初のメンバーは何だったのかわからないが、私自身2ちゃんねるの【mixi招待します】みたいなスレで招待してもらった覚えがある。
しかもそのうちいくつかはmixiの偽物のmiyiみたいなサイトで(うろ覚え)、mixiに対しての怪しさも最高だった。sexiとmixi招待しますとかよく見た。
そうmixiは閉ざされた怪しいサイトだった。
にも関わらず、いつの間にか交流ワイワイみんな大好き集まれ!ミクシィ!になっていた。ふざけている。そこで流行したのがTwitterだ。
日本では2008年にサービス開始。公式サイトを使うもよし、ガラケー向けのアプリを使うもよし。ちなみに私は2009年に開始したjigtwiユーザーである。あれはガラケーとの相性がすこぶる良かった。
140文字しか書けないなんて、最高!この限られた不思議な空間が新たなブログだ!
そう思うのもつかの間、いつの間にやらクソみたいな書き込みとクソみたいなリプライが蔓延り、クソみたいなサービスになってしまった。こんなもの求めてねぇよ。
そこで注目を浴びた“Mastodon”や“Discord”。求めていたインターネット感があるものの、Twitterに引っ張られたつまらないクソ書き込みも多く、もう諦めるか一度国民全員の再教育を行う必要があるのかもしれない。
ここ数年、JKやJCの間では古いものが異常に流行っていて、5年前にも“写ルンです”が大流行りしていた。
プリクラをわざわざ“ぷりんと倶楽部”と言ったり、“クリームソーダ”や“プリン”、はては“タピオカ”である…。
中国ブームも去ることながら、もしかすると閉ざされたインターネットが流行るかもしれない。でもそれは速球力と拡散力が無いといけない。閉ざされているのに!そんなコンテンツあり得る?そんな…あれ…それって電車男じゃん。
今のうちにHTMLでホームページ作成を行うことが必要な気がしたまま数年が経過している。ただマジでこれ、閉ざされたHP時代の波が来るのでは?と思っています。
もしくはアバター。ガチャみんな好きだしモバゲーワンチャンあり得ると思っている。
ここ数年着せ替え系のアイコンが流行ったし、簡易VRchatセカンドライフ的な“ZEPETO”も一時期超流行った。
でも今はもう人口も減って、選択肢が多いからこそ飽きられる速度がはやすぎる。
はやすぎるよ。
おまいらは不安よな。 私、動きます。笑
池袋でBuster Bros!!!に遭遇した話
年の瀬、クリスマス、12月25日
池袋でBuster Bros!!!に遭遇した。
声優ご本人である。
ヒプノシスマイクの新譜が発売した
2019年12月25日、この日は大好きな声優ラップコンテンツ“ヒプノシスマイク”の新譜発売日だった。
池袋を拠点とするディビジョン、Buster Bros!!!の2ndシングル。
Spotifyでの配信も決定していたので、CDのフラゲをする訳でもなく
たまたま当日バイトで池袋にいたので聖地巡礼をした。
大阪を拠点とするチームは通天閣や道頓堀、名古屋は大須でコラボを行っていて、バンドマン設定のキャラのフライヤーが実際のライブハウスに設置されたりした。
夕方17:00、発売記念に開催された池袋スタンプラリーに足を運ぶ。
このスタンプラリーはスマホ上で行えるもので、ログイン後電子スタンプをスマホに押すことで完了する。
なんちゅ~未来なスタンプラリーじゃ…。
設置店はこんな感じ。
スタンプ設置店舗:
Q1.HMVエソラ池袋店
Q2.TOWER RECORDS池袋店
Q3.ゲーマーズ池袋店
Q4.とらのあな 池袋店B
Q6.アニメイト池袋本店
1から順番に巡ることにし、まずHMVへ。池袋にHMVなんてあったんだねぇ…。
埼玉県民にとって池袋は庭なので大体の位置がわかり、『5だけ遠いな…』なんて思いつつも記念にスタンプラリー開始。
彼ぴとクリスマスデート💕でした😍だいちゅき…🎄🎅🎁✨ pic.twitter.com/x2nvhBGA7u
— こめ (@Pik0me) 2019年12月25日
都度遊びながらも18:30頃には最終ポイントのアニメイトに。
勿論一人です。
途中、サンシャイン通りで大きくポスター掲示されているのを確認。
死ぬほど興奮したし、泣いた。
『ヒプノシスマイクは実在したし、当たり前にスルーされる程に池袋の街に“当たり前”として溶け込んでいる。』
ぶつぶつ呟きながらイケブクロを歩く…。
近くで同じように撮影されていたオネーサンに写真撮ってもらった。
あ~~~~~~~~~~オタクでよかった!!!!!!!!
オタクって、最高!!!!!!!
#イケブクロ・ディビジョン pic.twitter.com/2ozbOtkJ1l
— こめ (@Pik0me) 2019年12月25日
ニコ生がはじまる
アニメイトでスタンプラリーコンプリート記念ステッカーを貰う。
時刻18:45である。
池袋のアニメイトをご存じだろうか。
かつて“乙女ロード”と呼ばれたサンシャイン前の店舗から移転し、本店はサンシャイン通りの路地になっている。
一時期話題となったアニメグッズのフリマが勝手に巻き起こる“中池袋公園”の目の前。
同じ世代のいにしえのヲタク達は移転に驚いたよな。(←
池袋は再開発チックな状態になっており、バカスカとおしゃれな高層ビルが建ちまくっている。
最近ではシネマサンシャインが閉館し、“グランドシネマサンシャイン”として超綺麗になって再建した。
プリキュアの新シリーズ感のある改名だったがびみょうすぎる映画館である。あんまり利用したいと思わないが一人ならまあいいかな、というクオリティ。
さすがは埼玉の植民地・池袋である。
怒られそうな記事になっちゃったよ。
で、そんなゴール・D・ロジャーもびっくりな再開発ラッシュ池袋cityの新ランドマーク“Hareza池袋”。
一体誰がそんなこと言ったんだって感じだけど、ここにドワンゴのスタジオ“ハレスタ”が入っている。
アニメイトからたまたま通りかかると1Fの大画面ビジョンにヒプマイ!
12/25はニコニコ生放送の日で、ヒプマイの声優達が19:00から出演予定だった。
暇もあったので近くに寄ると、ガラスの壁向こうに大量の人が。
外には数人のスタッフ。
CNET Japan ここのサイトにある完成予定図を見てイメージを膨らませてほしい。
みんな外向きに、階段に座っている。その先には謎の簡易セット。カメラ。
これ…本人来るんじゃ…。
時刻18:55。
目の前の公園には人がいるものの、誰も騒いでいない。
いや、これ来るのか…?
だったらこれ、何会…?
とりあえずビルから10mくらい離れたところで待機。
周りに迷惑を掛けないヲタクの鏡である。
そして19:00
ニコニコ生放送が開始!
街頭ビジョンから音声が流れだす。
中の人たちのテンションがバグる。
これ、来るやつじゃん。
噴き出す汗…。私が…私がヒプマイにハマったきっかけの…私が好きになったきっかけの木村昴大先生が…!
石谷春貴…天﨑滉平……みんな降りてきた…。
Buster Bros!!!が降りてきた。
隣にいた名も知らぬヲタクの女性と顔を見合わせる。
『ねぇこれヤバすぎません!?!?!?』
『嘘じゃないですよね!?』
『えっ…知ってました!?知ってました!?!?!?知らなかった!』
『鳥肌がヤバい』
『無課金でこれってヤバすぎてバチ当たりそう』
全てのスマブラ族並みの鳥肌注意だった。
3人はかなり非常に異常なレベルにめっちゃヤバいくらいにファンサが神だった。
外にいる我々に手を振ったり、『寒くない?』と声をかけてくれたり。
ありがてぇ~~~~~~~~~あったけぇよ!!!!!!!
外のビジョンは音の遅延があって、聞こえる音の前に中で大爆笑が起きたりしていた。
背中側が外だったので、わざわざ体を曲げて手を振ってくれたり、それはそれはもうメットライフドームの座席とか一生満足できなさそうなくらいで、有難いことにブルジョワなファンとなってしまった。
開始直後は10人いなかったくらいの状態だった観客も、途中30人くらいに。
スクリーンに映る自分がうけた。
これ私 pic.twitter.com/Tw0BjjO4GL
— こめ (@Pik0me) 2019年12月25日
訓練されたヲタク達は道路からはみ出ることなく閲覧。
スタッフに言われた訳でもないのに最後まで謎に10m離れたところが最前ラインとなっていて、最初からいた屈強なヲタク女たちが最前死守マンと化していた。
ちなみにこれは最後まで死守された。
ええ、私も最前にいました。(ニヤ…
寒すぎ
途中から異様に寒くなって、どんどん手足の感覚が無くなってきた。
隣同士になったヲタク女たちと『寒いですね』『大丈夫』『がんばろう』と声かけをし合った。
ヲタクって陰キャで社交的じゃないとか言われがちだけど、利害が合致した同じものを応援するヲタクは自己紹介も無しに一気に心の中に入ってくる。
めちゃくちゃ懐かしい感覚だった。
サイファーコーナーが始まりラップライブが行われた時、外のヲタク達は一周遅れの音と中の動きに合わせ、どうにかしてジャンプしていた。
音と映像が合った状態で見られる家ヲタクが羨ましい。
暖かいところでココアを飲みながら見られる家ヲタクが羨ましい。
しかし目の前には本人。音が一周遅れでも本人。
『無課金でこれってヤバすぎる』
呪文のように唱えた。
20時になった頃、本気で気が狂いそうになるくらいの寒さとなった。
1秒ごとにもう死ぬと思った。
“確実に風邪引いたけど本人を目の前でこの距離で見られたからプラマイゼロ寧ろプラス”
こだまする思考。
1時間で放送終了だと思っていた我々にとってニコ生の延長は嬉しくもあり最悪でもあった。
右隣の人から『鼻水出ちゃいましたw』『けど、この距離(10m)なら見えないんでよかったですw』と言われ、『私もw』『私もですwww』『頑張りましょうw』って言った。
自己紹介も無しに、出会って1時間の関係で鼻水をカミングアウトする世界があるだろうか。
ヲタクは、一致団結は、心のつながりは、世界平和でしかなかった。ピース。
しかしそこに追い打ちをかける状況が起きたのだった。
キン肉マンのニコ生になった
ヒプマイのニコ生をスクリーンで見られる時間が19-20時の1時間だった為、20時からは別番組が始まった。
外にいたスタッフが『20時で放送が終わるので、スマホで見てください!』と声をかけてくる。変な光景だった。
ヒプマイトークで笑っていると、いきなり爆音でBGMが流れ始める。
『リング~に~♪稲妻は~しり~♪』
キン肉マンGo Fight!が流れる中、列を崩さずに見守るヲタク達。
我々はいつの間にかキン肉マンの屈強なヲタクにすり替えられていた。
12/25、みんなでキン肉マンのニコ生を閲覧したことを忘れない。
そして時が動き出す…
トークも終盤に近付き、20:20分頃にニコ生が終了。
頭上で爆音で流れるキン肉マンのニコ生。
寒さで凍ったヲタク女たち。
最前死守する私たち。
和気あいあいと観客席と集合写真を撮る出演者。
最後バイバイしたいね~なんて話して待っていたものの、限界だった。
キン肉マンのニコ生を見ながら極寒の池袋でお見送りをする屈強なヲタクは20人いないくらいだった。
ヲタクは厳選された。
そこに神が、おことばをかけられた。
なんと外の冷凍ヲタクたちとも集合写真を撮ってくださるとのことだった…。
風呂が沸いた。
そこは、池袋温泉だった。
10m謎に死守してよかった。
寒い。
顔面ぐちゃぐちゃだから来ないでくれ。
来てくれ。
どんなポーズだ。
どこまで来てくださるのか。
色んな気持ちが巡る中、隣のヲタクちゃんも焦り始めた。
『いや~w鼻水拭かないとですねwwwwwwww』
興奮状態の彼女に言葉は届かなかった…。
射程距離2mでは?
外に声優3人が出て来た。
『えっ!?寒くない!?』
天﨑滉平さんの問いかけに『寒いです!寒いです!』と返すヲタク。
こういう時って普通、『CDよろしくね!』とか『ありがとう!』だと思ってたんだけど、ガチの『寒くない!?』だったのでリアリティが半端なかった。冷凍されるまで外で見守ったヲタクのガチな愛が伝わった瞬間だった。
寒さと疲労と興奮でほとんど記憶がない。
気が狂ったように『寒いです!ありがとうございます!』しか言ってなった。
全員かっこよかった。
やっぱり芸能人なんだな、とか
この距離で会話できるとか確実に一生ないな、とか
もう全ての運を使い切ったな、とか…。
でも何よりも、この場にいない他のファンの品格を落とすような行動は絶対にしないぞ。という気持ちが強くてずっとその場で最前死守していた。
言葉が出なかったのもあると思うけど、みんなキャラクターの名前叫んだりとかしなかったな。マナーと異常事態と…なんか全員が学級委員長の防災訓練みたいだった。
最後に集合写真を撮影してもらい、終了。
ただヤバいファン?いや明らか適当に来たヤツだったけど、オバサン2人がいきなり最前に突っ込んできて、石谷春貴さんに後ろから抱き着こうとしたんだよね。
で、意味不明すぎたのと危険すぎるのがあって周りのヲタクが『何してんだよ!!!』ってなって、オバサン尻もちついてスタッフが引き剥がししてた。
顔つきヤバかったし、終始騒いでて薬でもやってんの?って感じだった。
羨ましいとかじゃなくて理解できなすぎてマジで全員ガチギレかドン引いてた。
集合写真の時はそれくらい近かったんだけど、これ以外に書くことが一切ないレベルで全員がマナー守って緊張感のある1時間半だった。危険なことなんてしないだろ、っていう演者とヲタクとの信頼みたいなのを感じた。
だからこそオバサン2人が一気に崩しにかかってきてマジで腹立たしかった。
捌ける前に木村昴さんの『メリークリスマス!』で文字通り死んだ。
ありがとうございます。一生忘れません。
マジさんきゅです。
本当に運がよかったし、たまたまだったし、もうこれから先同じことはないと思う。
超ありがたかったし、これからもヒプマイ追っていきます。好きでよかった。ヲタクでよかったと思える1日でした。
ヒプマイ、実在したな~。
帰省
うちの家族は年末年始を祖父の家で過ごす。
祖父の家は大阪にあって、私も生まれだけは兵庫。
関東に越してきたのは物心つく前で、当時0歳だった私は阪神淡路大震災で被災した。
大阪に住むのは母方の祖父母で、祖母は既に他界してる。
祖母は8年間の入院生活を経て亡くなった。
脊髄小脳変性症という病気で、1リットルの涙という書籍に出てくる主人公(ドラマでは沢尻エリカが演じてたもの)と同じらしい。
脊髄小脳変性症(せきずいしょうのうへんせいしょう、英:Spinocerebellar Degeneration (SCD))は、運動失調を主な症状とする神経疾患の総称である。小脳および脳幹から脊髄にかけての神経細胞が徐々に破壊、消失していく病気であり、1976年10月1日以降、特定疾患に16番目の疾患として認定されている。また、介護保険における特定疾病でもある。
で。
今現在は祖父が一人で住んでいるマンションで
近くに住む従兄弟やらを交えての年越しをするのが鉄則となっている…。
私は中学受験をしたので、その年の冬休みには帰省しなかったものの
それを除くと全ての年越しを大阪でしていて
学生時代は春休み、夏休みにも帰省。
今ではお盆に帰省していて、大阪はもはや私にとって第2の故郷とも言える。
しかし…
祖父の家が楽しいわけがない。
今では要介護認定を受けた祖父。
ケアマネージャーさんが手伝ってくれるが、2~3日に1回は病院へ人工透析を受けに行く日々。
正直、私は辛い人工透析にお金を払ってまで生きたいっていうのが全くわからない。
祖父はまさしく金持ち世代にドンピシャであり、長寿、発展、国。明るい日本を築き上げてきた人たちであった。
将来の夢が“50歳までに尊厳死”である私とえらい違いである。
特に何をすることもない、埃の積もったマンションにわざわざ交通費と時間をかけて荷造りして行き、老人の尿レベルにしか出ない風呂のシャワーを浴び、ハウスダストまみれの布団で顔中湿疹だらけになることにメリットは1つもなかった。
友達同士で年越しをする周りが羨ましくて仕方なかった。
PCも使わないから、未だにWi-Fiも通ってない。
周りに娯楽施設もなく、行こうにも混雑しているわ駅まで坂道徒歩20分だわで、蝉取りしかしなかった。
夏休みに流れる再放送のぬ~べ~だけが救いだった。
先に書いたように祖父は元気とは言い難く、会うと必ず『来年には死んでる』と言ってくる。
かれこれ10年それを聞いてきた言葉だし、もう慣れてきつつあるものの
最近の祖父の衰弱加減にはリアリティが勝り、周りも覚悟を決めるようになってきた。
祖父は入れ歯だ。
小さい頃から祖父の入れ歯が気持ち悪すぎた。
祖父も祖父で出した入れ歯をこっちに持ってくるからぎゃあぎゃあ言いながら逃げてきた。
一度、祖父と車で山奥にいる祖母のお見舞いに行った時に祖父が入れ歯を忘れたことがあった。
『すまん、持ってきてほしい』
地獄だった。
半泣きの状態でマンションに戻り、母がビニール袋に入れた入れ歯を差し出す。
サンキュー…
スーパーの袋詰めコーナーにある、あの透明なビニール袋が入れ歯を隠すわけもなく結び目をつまんで車に戻った。
そんな祖父の入れ歯を貰ったことがある。
この前ネックレスやら指輪を整理していた時にその入れ歯が出てきて笑った。
そのうちピアスにするつもり。
祖父は音楽が好きで、昔バイオリンを弾いていたらしいがそれは定かではない。
有名だと言って譲り受けたバイオリンも偽物だったしね。
ただ、音楽が好きなのは本当で、演歌やらジャズやら、あと矢沢永吉が大好きだった。私は好きではない。
ジャズに関しては、私が高校時代にジャズ部を作ったのもあり熱心に教えてくれた。
まあ、あのジャズ部はほとんどお遊びだったし、翌年には高校を辞めているので誇れたものではなかったものの
共通の話題で盛り上がれることに喜びを感じる祖父を、見ていて嫌な気はしなかった。
神戸のジャスフェスティバルに連れていってくれたり、大量のメモ書き付きのCDをくれたり、ドラムを買ってもらったり、ここには色んな思い出がある。
そういえば、免許を取ったあとに祖父とドライブデートをした。
孫に乗せられる車はどうだと意気込んだはいいが、めちゃくちゃな運転に祖父もたじろいでいた。
あんなに持ち手に掴まって助手席に乗る老人見たことない。
このマンションのシャワーは老人の尿だ。
勢いのないチョロチョロとした冷たい水。
ガスは手で回すタイプで、まさに風呂釜。
テレビは壊れてエアコンも効かない。
ひび割れた壁紙、取れたドアノブ。
埃の積もったタンス、使われない乾燥機。
全て『もう死ぬからええねん』と祖父が言い続け、交換しないままここまで来た。
カビ臭い風呂ははだか電球で、換気扇はガムテープで補強されている。
慣れさせられていなければ絶対に耐えられない狂った環境の風呂…。
そんな事を思いつつ、体育座りで銀色の湯船に浸かる。
メリットのシャンプー。
ずっと昔からメリットだったな。
小さい頃に、祖父とお風呂に入ったことを思い出した。
当時一緒に見ていた“はぐれ刑事純情派”の主題歌を歌った。
椅子に座らされ、泡立てられた髪の毛。
メリットのシャンプーの香り。
段々と祖父は一緒に入るのがしんどいと言って、毎日入ることもなくなった。
まあそうだよね。超子どもを風呂で毎日相手するのはきついわ。
あれからたくさんの年月が経ったなと、年の瀬に思う風呂でした。ちゃんちゃん。